むちうちの症状固定とは?時期の目安と後遺障害の申請・慰謝料

2026年10月25日

むちうちの症状固定と後遺障害申請までの流れの図

むちうちの通院を続けていると、「症状固定」や「後遺症」という言葉を耳にすることがあります。症状固定とは何か、いつごろ判断されるのか、症状が残ったときの後遺障害の申請と慰謝料について、基本をまとめました。

交通事故のケガ・むちうちのご相談

事故直後・病院の受診前でもご相談いただけます。保険会社への伝え方もご案内します。

  • ✓ 窓口負担0円※
  • ✓ 弁護士の無料相談あり
  • ✓ 整形外科と連携

交通事故の相談の流れ・費用はこちら(総合案内)›

※自賠責保険等が適用され、保険会社が当院での施術費の取扱いを認めた場合

30秒でわかる、症状固定と後遺症

・症状固定は、治療や施術を続けても、これ以上の改善が見込めないと医師が判断した状態です
・むちうちでは、事故から3〜6か月ほどで判断されることが多いとされます
・症状が残った場合は、後遺障害の等級認定を申請できます。自賠責保険の後遺障害慰謝料は14級で32万円、12級で94万円です

むちうちの症状固定と後遺障害申請までの流れの図

症状固定とは

症状固定とは、治療や施術を続けても、これ以上の改善が見込めないと医師が判断した状態のことです。症状がすっかりなくなった状態ではなく、「良くなる変化が止まった状態」を指します。

症状固定は、損害賠償の区切りにもなります。症状固定までの治療費や通院の慰謝料は「傷害」として、症状固定のあとに残った症状は「後遺障害」として扱われます。

むちうちの症状固定の時期

カレンダーに通院日の印をつける女性のイラスト

むちうちの場合、事故から3〜6か月ほどで症状固定と判断されることが多いとされます。ただし、けがの程度や回復の早さは人によってちがいます。症状固定の時期を決めるのは医師で、保険会社が決めるものではありません。

症状が残っているかどうかを正しく判断してもらうためにも、通院は間隔を空けすぎず続けることが大切です(むちうちでやってはいけないこと7つ)。通院期間の目安は交通事故後の通院期間・回数の目安にまとめています。

保険会社から「そろそろ」と言われたとき

保険会社からの連絡について整骨院のスタッフに相談する女性のイラスト

通院が数か月続くと、保険会社から治療費の支払いを終えたいと連絡が来ることがあります。痛みやしびれが残っているときは、まず主治医に今の症状を伝え、まだ治療が必要かどうかを判断してもらいましょう。

医師が治療を続ける必要があると判断した場合は、その内容を保険会社に伝えて相談します。それでも支払いが打ち切られた場合は、健康保険を使って通院を続け、あとから相手側に請求する方法もあります。判断に迷うときは、弁護士への相談も選択肢です(交通事故の弁護士費用特約)。

むちうちで問題になる後遺障害の等級

症状固定のあとに残った症状は、後遺障害の等級認定を申請できます。むちうちで認定の対象になるのは、主に次の2つです。

等級内容主な目安
14級9号局部に神経症状を残すもの痛みやしびれが残っていることを、症状の経過や検査から医学的に説明できる
12級13号局部に頑固な神経症状を残すもの痛みやしびれの原因を、画像検査などで客観的に証明できる

むちうちは画像に異常が写りにくいため、認定されないことも少なくありません。事故直後から症状が一貫して続いていること、継続して通院していることが大切になります。

後遺障害の慰謝料(自賠責保険の基準)

等級後遺障害慰謝料保険金の限度額
14級32万円75万円
12級94万円224万円

限度額には、慰謝料のほかに、後遺障害によって将来得られなくなる収入(逸失利益)なども含まれます。任意保険や弁護士が交渉する場合は、別の基準で計算されることがあります。通院中の慰謝料については交通事故の慰謝料・休業損害をご覧ください。

後遺障害の申請の流れ

後遺障害の申請に必要な書類をそろえる女性のイラスト

申請には、医師が作成する「後遺障害診断書」が必要です。申請の方法は2つあります。
・事前認定:相手の任意保険会社に手続きを任せる方法。手間は少ない一方、提出する資料を自分で選べません。
・被害者請求:自分で(または弁護士を通じて)自賠責保険に直接申請する方法。資料を自分で整えられます。くわしくは自賠責保険の被害者請求をご覧ください。

どちらの方法がよいか、申請するかどうかの判断は、交通事故にくわしい弁護士に相談すると安心です。当院の提携先は弁護士法人心です。

整骨院でできること

問診票を見ながら事故の状況と症状を確認する施術者

当院では、施術のたびに痛みの程度や首の動く範囲を確認し、経過を記録しています。症状の変化を主治医に伝えるときの参考になります。整形外科との併院にも対応し、医師の診察を受けながら施術を続けられます。

むちうちの症状の種類や施術の流れは交通事故のむちうち施術(福岡市西区・姪浜)、診断書についてはむちうちの診断書にまとめています。アーク鍼灸整骨院 姪浜院は、姪浜駅南口から徒歩1分です。

よくある質問

Q. 症状固定のあとも、整骨院に通えますか?
A. 通えますが、症状固定のあとの施術費は、原則として相手側の保険で支払われなくなります。費用の扱いは、事前にご説明します。

Q. 症状固定の前に示談してしまうと、どうなりますか?
A. 示談が成立すると、原則としてその後の治療費や後遺障害の請求はできなくなります。症状が残っているうちは、示談を急がないでください。

Q. 後遺障害が認定されなかったら、もう何もできませんか?
A. 結果に納得できない場合は、資料を追加して「異議申立て」をすることができます。手続きは弁護士に相談するとよいでしょう。

出典:国土交通省「自賠責保険・共済の限度額と補償内容」、自動車損害賠償責任保険の保険金等の支払基準

投稿者プロフィール

【この記事の投稿者】

坂元 大海(さかもと おおみ)


<所有資格>
理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)


<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。

交通事故のご相談はお早めに

目安は事故から2週間以内です。相談だけでも大丈夫です。

  • ✓ 窓口負担0円※
  • ✓ 弁護士の無料相談あり
  • ✓ 整形外科と連携

交通事故の相談の流れ・費用はこちら(総合案内)›

※自賠責保険等が適用され、保険会社が当院での施術費の取扱いを認めた場合

関連記事