側弯症
- 側弯症と病院で診断された
- 肩の高さが違う
- 側弯症で腰痛などで困っている
- 福岡市西区姪浜駅近くで側弯症の治療が得意な鍼灸整骨院・整体院を探している
側弯症の基本知識: 脊柱の異常湾曲が引き起こす病気
側弯症は、脊柱が異常に左右に湾曲する病気であり、成長期に発症することが多いです。原因は特発性が大半で、その詳細なメカニズムはまだ解明されていません。病気の進行によっては呼吸機能にも影響が出ることがあります。骨の変形や神経の障害も発生し、痛みや運動機能の低下が見られることもあります。診断はレントゲン撮影によって確認され、具体的な治療法は状態によって異なります。
軽度の場合は観察や運動療法で対処が可能ですが、進行した側弯症に対しては矯正装具や手術が必要になることもあります。早期発見・早期治療が重要ですので、成長期のお子様は定期検診を受けることがお勧めです。
側弯症の種類とそれぞれの特徴:正面から見た背中のカーブ
側弯症には主に3つの種類があります。それぞれに特徴があります。
– 特発性側弯症:最も一般的で、原因は不明ですが、成長期に発症しやすいとされています。
– 先天性側弯症:胎児期に脊椎の発育がうまくいかず、脊椎の構造異常が引き起こす側弯症です。
– 症候群性側弯症:神経筋疾患や結締組織病などの病気が原因で発症します。
診断は正面から背中を見たときのカーブで判断され、重症度によって治療方法が異なります。軽度の場合は運動療法や観察で治療が可能ですが、重症度が高い場合は装具矯正や手術が必要になることがあります。
側弯症の発症メカニズム:思春期の成長期に多く見られる理由
側弯症の発症メカニズムは完全に解明されていませんが、思春期に多く見られる理由は、成長ホルモンの分泌が活発な為です。特発性側弯症においては、成長期の脊椎の成長速度が急激に増加すると、脊椎のバランスが崩れやすくなります。また、遺伝的要素や筋肉のバランスの異常、神経の働きが影響しているとも考えられています。
発症すると、脊椎の湾曲が進行し、肩や骨盤の位置がずれたり、背骨や肋骨の変形が生じることがあります。また、脊髄や神経に影響を与えることもあり、痛みや運動機能の低下が起こることもあります。早期発見・早期治療が重要であるため、思春期の成長が著しい時期に定期的な検診・相談を行うことがお勧めです。
診断方法: レントゲン検査で確認する脊柱の湾曲具合
側弯症の診断は、専門の医師によるレントゲン検査で確認されます。患者の背中と腰の状態を正面と横から撮影し、脊柱の湾曲具合を詳細に観察します。この結果を基に、診断や治療方針が決定されます。また、症状の進行や改善を確認するために、定期的な検診が必要です。
レントゲン検査により、背骨の形状やカーブの角度、脊椎の左右のバランスなどが詳細に分析され、症状の程度や矯正の可能性が判断されます。さらに、脊椎の変形が神経や内臓に影響を与えているかどうか、さまざまな検査や観察が行われます。そのため、早期発見と適切な治療が重要です。
側弯症の原因: 基本的な要因から遺伝の影響まで
側弯症の原因には、さまざまな要素が考えられます。基本的には、脊柱の成長や筋肉のバランスの乱れが関与します。また、遺伝的要因や神経疾患、筋肉病、骨の異常なども影響を与えることがあります。いくつかの病院や研究機関では、側弯症の原因について継続的に研究が行われています。
また、側弯症は思春期に発症することが多く、成長期の姿勢の乱れや運動習慣の影響も大きいとされています。遺伝的要素も一部関与することが知られており、家族に側弯症患者がいる場合、発症リスクが高まることが報告されています。そのため、早期発見と適切な治療が大切です。
特発性側弯症: 原因不明の状態が最も一般的
特発性側弯症とは、原因不明の状態で脊柱が湾曲する症状です。多くの側弯症患者は、特発性のタイプに分類されます。この病気の進行や原因は個人差が大きく、治療法や経過も患者によって異なります。
特発性側弯症は、患者の年齢や性別、脊柱の湾曲度によって分類されることがあります。治療法は、症状の重さや進行具合、患者の体質や希望によって選択されます。軽症の場合は、観察や運動療法が選択されることが多く、重症では矯正装具や手術が必要になることがあります。
先天性側弯症: 発生原因として骨の異常が挙げられる
先天性側弯症は、骨の異常が原因で脊柱が湾曲する病気です。胎児期に脊柱の発育がうまくいかず、骨が形成されなかったり、正常な位置に骨がないために脊柱が曲がってしまうことがあります。
先天性側弯症は、出生時に発見されることが多く、治療は早期に開始されることが望ましいです。治療方法は、症状の重さや進行具合、患者の年齢や体格によって異なります。軽症の場合は、観察や運動療法が選択されることが多く、重症では矯正装具や手術が検討されます。適切な治療により、側弯症が悪化しないよう予防することが重要です。
症候群性側弯症: 神経や筋肉の病気に伴って発症する場合
症候群性側弯症は、神経や筋肉の病気に伴って発症します。発症の原因はさまざまで、結果的に脊柱の左右のバランスが崩れることで、変形が起こります。
例えば、筋緊張の異常や神経の機能障害が起こることで、筋肉が正常に働かず、脊柱が曲がることがあります。このような場合、早期に適切な治療が必要です。
症候群性側弯症は、専門の医師による診断が不可欠で、適切な治療法が選択されます。治療方法には、薬物療法や理学療法、装具療法、そして場合によっては手術が含まれます。
早期発見と早期治療が重要であり、これによって合併症のリスクを低減し、患者の生活の質を向上させることができます。
症候群性側弯症の患者さんは、定期的な受診と検査を通して経過を見守ることが大切です。また、適切な運動や姿勢の維持も治療の一部として重要です。
側弯症の症状: 痛みや外見の変化に気づく重要性
側弯症の症状の中でも特に重要なのが、痛みや外見の変化です。これに気づくことで、早期に側弯症を発見することができます。
痛みは、腰や背中に生じることが多く、脊柱の変形によって神経や筋肉に負担がかかるためです。また、外見の変化には、肩の高さの違いや背中がカーブしていることがあります。
側弯症が進行すると、椎間板や関節に負担がかかり、さらに痛みが増大する可能性があります。そのため、痛みや外見の変化に早く気づくことが重要です。
早期発見ができれば、適切な治療を開始することができ、症状の進行を防ぐことができます。また、定期的な検診や運動、正しい姿勢の維持も、側弯症の予防に役立ちます。
背中や腰の痛み:脊椎の変形が引き起こす不快な感覚
背中や腰の痛みは、脊椎の変形が引き起こす不快な感覚です。これは、脊椎が正常なカーブを保てず、椎間板や関節に過剰な負担がかかることが原因です。
脊椎の変形が進行すると、神経が圧迫されることもあり、これがさらなる痛みやしびれを引き起こすことがあります。
背中や腰の痛みが起こる場合、側弯症の可能性があるため、専門の医師に相談し、診断を受けることが重要です。適切な診断を受けることで、早期治療につながり、痛みや不快な感覚の軽減が期待できます。
治療方法には、薬物療法や理学療法、装具療法などがあります。また、適切な運動や姿勢矯正、そして定期的な受診も痛みの軽減や側弯症の予防に役立ちます。
肩や腰の左右差: 側弯症による体の非対称性
肩や腰の左右差は、側弯症という病気が原因で起こることがあります。側弯症とは、脊柱が左右に非対称に湾曲する病気で、成長期の子供や思春期に発症することが多いです。
具体例として、片方の肩が高くなり、腰も左右に高低差が生じることがあります。これによって背中や腰の痛みを引き起こすこともあります。
側弯症の原因は成長過程での骨の成長異常や神経筋疾患などが考えられますが、特発性側弯症という原因不明の状態が最も一般的です。
側弯症は早期発見が重要で、定期的な検診やレントゲン検査が推奨されています。早期に発見して適切な治療を行うことで、症状の改善やさらなる進行を防ぐことができます。
アーク鍼灸整骨院姪浜院では、側弯症の診断と治療に力を入れており、福岡市西区姪浜の皆さまに安心して来院いただけるよう努めています。
福岡市西区姪浜|アーク鍼灸整骨院の側弯症治療3つのポイント
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福岡市西区姪浜駅近くのアーク鍼灸整骨院では痛みや腫れに効果のある最新の治療機器を用いた施術を提供させていただいています。
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料金について
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アーク式筋骨格調整法 | 2,480円 |
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特殊電気ハイボルト治療 | 2,200円 |
特殊電気EMSトレーニング | 3,300円 |
鍼灸治療(1部位) | 2,200円 |
AI姿勢検査 | 1,100円 |
●保険を利用した施術(※おおよその目安となります)
初回 | 500~1,800円程度 |
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2回目以降 | 160~500円程度 |
※保険の取り扱いは原因のある痛み(ケガ)の部位が対象となり、適用には、施術内容の制限があります。
※痛み症状を根本から改善するために、保険外自費施術を提供しております。ご理解の上、ご利用ください。
参考文献
・日本整形外科学会
・日本側弯症学会
・日本臨床整形外科学会
・畔上秀幸. “脊柱特発性側彎症の成因解明と臨床評価への応用.” 計算数理工学レビュー, 日本計算数理工学会誌 2006-1 (2006): 7-19.
【この記事の投稿者】
坂元 大海(さかもと おおみ)
<所有資格>
理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)
<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。