症例報告【交通事故後の首・腰の痛み】

2025年06月20日

腰痛

こんにちは。アーク鍼灸整骨院 姪浜院です。
今回は、交通事故によって首と腰を負傷された30代男性の症例をご紹介いたします。

交通事故のあと、「首や腰に違和感がある」「時間が経ってから痛みが出てきた」
そんな方は少なくありません。実際にあった症例をもとに、施術の流れや経過をご紹介します。

30代男性の症例報告【頸部捻挫・腰部捻挫の回復傾向】

ご来院時の状況
福岡市にお住まいの30代男性が、交通事故後の首と腰の痛みを訴えて来院されました。
病院では「異常なし」と診断されたものの、日常生活での違和感が強くなってきたとのことでした。

検査結果と症状の確認
検査により、首(頸部捻挫)と腰(腰部捻挫)に以下のような症状が見られました。

【頸部の状態】
・ジャクソンテスト・スパーリングテスト:陰性(-)

・僧帽筋に圧痛(押すと痛い)や腫れがみられる

・首を動かすと、全方向で痛みが出る状態

【腰部の状態】
・SLRテスト(下肢挙上):陰性(-)

・腰方形筋に圧痛と腫れ

・前かがみ・後ろそらしの動作時に痛み(運動時痛)

初期施術内容と経過と改善

初期治療の内容
患部に強い炎症があったため、無理に動かしたり押したりせず、負担をかけないソフトな施術を行いました。

あわせて、以下の物理療法を取り入れ、回復をサポートしました:

・ハイボルト療法(高電圧電気刺激)

・マイクロカレント療法(微弱電流)


これらの治療により、炎症の早期回復や筋肉の緊張緩和が期待できます。

治療の経過と改善
10回目の施術時には、首・腰の痛みがかなり軽減し、動かせる範囲も広がってきました。
その後も順調に回復が進み、最終的には痛みが完全に消失し、首・腰の動きも正常レベルまで回復
という状態で施術を卒業されました。

交通事故後の不調は、遅れて出ることがあります。
事故直後は症状が軽くても、数日〜数週間後に痛みや不調が出るケースは少なくありません。

・首の痛み・重さ(むち打ち症状)

・腰のだるさ・しびれ

・吐き気や頭痛

・身体が疲れやすい、だるい


これらの症状があれば、お早めにご相談ください。

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投稿者プロフィール

【この記事の監修者】

坂元 大海(さかもと おおみ)


<所有資格>
理学療法士鍼灸師柔道整復師日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)


<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。


【この記事の執筆者】

中村 建太(なかむら けんた)


<所有資格>
鍼灸師柔道整復師MFA(一次救命処置)


<実績>
これまでに西部ガス硬式野球部や西南学院大学チアリーディング部をはじめ、プロ格闘家やプロゴルファーなど、さまざまな競技・レベルのアスリートの指導を担当。競技特性に応じたトレーニング指導やコンディショニングサポートを行い、パフォーマンス向上とケガの予防に貢献している。

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