症例報告【足底部の痛み】
2025年07月29日
こんにちは。アーク鍼灸整骨院 姪浜院です。
今回は、足底内側の痛みに悩まされていた50代男性の症例をご紹介します。
足裏の痛みは「足底筋膜炎」と診断されることが多いですが、後脛骨筋の停止部(足根骨〜舟状骨内側)に炎症が起きているケースも少なくありません。
今回は、そのようなパターンで来院された方の症例と、施術の経過をご紹介します。
50代男性の症例報告【足底部の痛み・後脛骨筋停止部の炎症の回復】
ご来院時の状況
福岡市在住の50代男性。
数ヶ月前から足底内側(かかと近くの内側)に痛みが出始め、最近では歩行時に痛みが増強してきたためご来院されました。
整形外科では「足底筋膜炎」と診断されましたが、ストレッチや痛み止めの薬では改善がみられず、症状が続いていました。
検査結果と症状の特徴
【主な症状】
- 歩行時、特に踏み込む瞬間に足底内側に鋭い痛み
- 圧痛点は、舟状骨の下〜内側縦アーチ付近(後脛骨筋の停止部)
- 下腿内側(ヒラメ筋・後脛骨筋起始部)にも圧痛
- アーチの低下傾向があり、過回内足(足が内側に傾く)傾向が確認されました
このような状態から、後脛骨筋に過度な牽引ストレスがかかり、停止部に炎症を起こしていると判断しました。
初期施術内容と経過と改善
炎症のある停止部を無理に押したり動かしたりせず、以下のような施術を行いました。
物理療法
- ハイボルト療法による患部の炎症鎮静と神経調整
- 微弱電流(マイクロカレント)による修復促進
手技療法
- 下腿内側(後脛骨筋〜ヒラメ筋)と足底の筋膜リリース
- 距骨下関節〜ショパール関節のモビライゼーション
サポート調整
- テーピングでアーチをサポートし、後脛骨筋への負荷を軽減
- 必要に応じて、インソールのアドバイスも実施
治療の経過と改善
2回目の施術で、踏み込み時の痛みが軽減。
5回目では、歩行時痛はほぼ消失し、長時間の歩行後でも痛みが出にくくなりました。
アーチサポートと筋バランス調整を継続した結果、機能的な回復も良好で、最終的には運動時も含めて痛みが出ない状態となり、施術を終了されました。
足底の痛み、「足底筋膜炎」だけじゃないかも?
足裏の痛みにはさまざまな原因があります。
✅ 足底内側にズキッとした痛みがある
✅ 踵の少し前あたり、内くるぶし下あたりが痛い
✅ 歩き始めや長く歩いた後に痛む
✅ 土踏まずが下がっているように感じる
こうした症状は、後脛骨筋の炎症や機能障害が関わっている可能性があります。
なかなか良くならない足底の痛み、ぜひ一度ご相談ください。
アーク鍼灸整骨院では、原因を見極めた上での専門的なアプローチで対応いたします。

【この記事の監修者】
坂元 大海(さかもと おおみ)
<所有資格>
理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)
<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。






