症例報告【膝の痛み】

2025年08月29日

膝の痛みのイメージ

60代男性の症例報告【変形性膝関節症】

こんにちは。アーク鍼灸整骨院 姪浜院です。
今回は、「膝が曲がりづらい」「階段の昇り降りで痛い」「歩くと引きずってしまう」とお悩みだった60代男性の症例をご紹介します。

膝の痛みや動きの制限は、日常生活に大きな支障をきたしますが、「年齢のせいだから仕方ない」「そのうち良くなるだろう」と放置される方も少なくありません。
しかし、早期に適切なケアを行うことで、痛みの改善だけでなく進行予防にもつながります。


ご来院時の状況

福岡市在住の60代男性。
数か月前から膝の動きが悪くなり、徐々に階段昇降時の痛みが強くなってきたとのことで来院されました。
最近では平地を歩くときにも膝を引きずるようになり、孫と公園で遊ぶことや、外出、散歩が不安になっているとのことでした。


検査結果と症状の特徴

【主な症状】

  • 膝伸展制限(まっすぐ伸びきらない)
  • 屈曲時痛(曲げると膝の前〜内側に痛み)
  • 歩行時の跛行(引きずるような歩き方)
  • 階段昇降での強い痛み

【関節可動域】

  • 膝伸展:-20°(完全に伸びきらない状態)
  • 膝屈曲:100°程度で疼痛出現(正座までは曲がらない)
    → 可動域制限と痛みの出る角度が明確に確認されました。

【視診・触診】

  • 膝関節の軽度腫脹
  • 膝内側部に熱感
  • 内側関節裂隙に圧痛(変形性膝関節症の典型所見)
  • 大腿四頭筋の萎縮(特に内側広筋の筋力低下)
  • 膝蓋骨の可動性低下

【動作評価】

  • 歩行時に膝が伸びきらず、跛行が出現
  • 階段の昇りよりも下りで痛みが強く、不安定感あり
  • 片脚立位保持が困難

【姿勢・アライメント】

  • O脚傾向(下肢の内反変形)
  • 股関節・足関節の可動性も低下しており、膝への負担集中が確認されました。

初期施術内容と経過

【施術内容】

  • 物理療法
    • ハイボルト療法で疼痛緩和と神経興奮の抑制
    • 超音波療法による炎症軽減と血流改善
  • 手技療法
    • 大腿四頭筋・ハムストリングスや鵞足を構成する筋肉への筋膜リリース
    • 膝関節モビライゼーションで可動域改善
    • 股関節・足関節を含めた下肢全体の連動性調整
  • セルフケアサポート
    • 大腿四頭筋・ハムストリングスのストレッチ指導
    • 椅子に座ってできる膝伸展訓練(内側広筋がメインのトレーニング)
    • 階段利用時や日常動作での注意点の指導

経過と改善

初回施術後から膝の伸展制限がやや改善し、歩行時の引きずりが軽減しました。
3回目の施術では階段の昇降時の痛みがやや残存も、約半分に減少。
5回目の施術後には膝の可動域が広がり、長時間の歩行も可能になりました。

患者様からは「また孫と遊べるようになった」と前向きな言葉をいただきました。


膝の不調、もしかして「変形性膝関節症」かも?

✅ 階段の昇り降りがつらい
✅ 膝が伸びきらない・曲がりづらい
✅ 歩くと膝を引きずってしまう
✅ 膝の内側がよく痛む
✅ O脚が進んできた気がする

このような症状は、変形性膝関節症のサインかもしれません。
早めの施術とセルフケアで進行を防ぐことができます。お困りの方はぜひ当院にご相談ください。

投稿者プロフィール

【この記事の監修者】

坂元 大海(さかもと おおみ)


<所有資格>
理学療法士鍼灸師柔道整復師日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)


<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。


中村健太|アーク鍼灸整骨院スタッフ

【この記事の執筆者】

中村 建太(なかむら けんた)


<所有資格>
鍼灸師柔道整復師MFA(一次救命処置)


<実績>
これまでに西部ガス硬式野球部や西南学院大学チアリーディング部をはじめ、プロ格闘家やプロゴルファーなど、さまざまな競技・レベルのアスリートの指導を担当。競技特性に応じたトレーニング指導やコンディショニングサポートを行い、パフォーマンス向上とケガの予防に貢献している。

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