自分に合った冷え症タイプ別改善方法とは?

2023年10月15日

冷え性タイプ

10月に入り、朝晩の冷え込みが日に日に強くなってきましたね。毎年寒くなる季節になると冷え症が気になる方もおおいのではないでしょうか?冷え性には様々なタイプがあり、タイプ別に対応することが大切です。

この記事では、あなたの冷え症タイプを理解し、最適な治療法を提案します。

まずは、代表的な冷え症タイプをご紹介します。

– 全身型:全身が冷える

– 四肢末端型:手足が冷える

– 上熱下寒型:上半身は熱いが下半身が冷える

– 体感異常型:ストレスで冷える

– 症候型:各部位の症状に冷えが関係する

次に、東洋医学の知識を活用しましょう。漢方薬で冷え症の改善が期待できます。さらに、身体を温める食事や運動も効果的です。冷え症に効果的なツボとマッサージもお勧めです。

最後に、生活習慣の見直しで冷え症対策が可能です。

この記事を参考に、冷え症を克服しましょう。

冷え症チェック!わたしはどのタイプ?

タイプⅠ 全身が冷える「全身型」

全身型の冷え症は、全身が冷えることが特徴です。原因としては血流の悪ささや自律神経の乱れ、筋肉の緊張などが挙げられます。また、ストレスや食生活の乱れも影響します。

具体的な症状としては、顔が冷える、頭痛が起こる、肩こりがあるなどがあります。このタイプの冷え症を改善する方法として、ストレッチや適度な運動、食事の改善が効果的です。特に、適度な運動は血行を良くし、筋肉の緊張をほぐす効果があります。

タイプⅡ 手足が冷える「四肢末端型」

四肢末端型の冷え症は、手足が冷えることが特徴です。ストレスや自律神経の乱れが原因となっていることが多く、特に末端の血行が悪いために冷えを感じます。

このタイプの冷え症の改善方法として、手足のマッサージや温める習慣の導入、ストレスの軽減が効果的です。また、漢方薬を服用することで血行を良くし、末端の冷えを改善することが期待できます。このタイプには、日本人に特に多いとされる「足冷え」も含まれます。

タイプⅢ 上半身は熱いが下半身が冷える「上熱下寒型」

タイプⅢの「上熱下寒型」は、上半身が熱く感じるのに対し、下半身が冷えるという特徴があります。このタイプの原因は、血行不良と筋肉の緊張によるものが多いです。

血行不良は、下半身の冷えを引き起こし、筋肉の緊張は熱を放出しにくくなるため、上半身は熱く感じます。

具体的な症状としては、足やふくらはぎの冷えが顕著です。また、冷えた部位に痛みやしびれが生じることもあります。

上熱下寒型の改善方法は以下のとおりです。

– 適度な運動で筋肉をほぐし、血行を良くする

– カイロやレッグウォーマーを使って末端部位を温める

– 身体のバランスを整えるストレッチやマッサージを行う

– 健康的な食事で栄養をしっかり摂取する

上記の方法で、血行を改善し、筋肉の緊張を緩和することが重要です。

タイプⅣ ストレスで冷える「内臓型」

タイプⅣの「内臓型」は、隠れ冷え性と言われるほど気が付きにくい冷え性です。ストレスなどで自律神経のバランスが崩れることで胃腸の働きが悪くなり内臓冷え性がおこります。
末端冷え性とは逆に手足は温かいのに内臓が冷たい人が多いのが特徴です。

内臓型の対策方法は以下のとおりです。

– ストレスを軽減するリラクゼーション法を取り入れる

– 自律神経を整えるための運動や呼吸法を実践する

– 冷たい飲み物を避け、温かい飲み物や食事をとりましょう。

– カイロや腹巻を活用してお腹を冷やさないようにしましょう。

ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えることが肝心です。

冷え症改善のための東洋医学の活用法をご紹介

冷え症は、特に日本の女性に多くみられる症状で、全身や手足の冷えを改善するために、鍼灸治療や漢方薬など東洋医学が役立つケースが多いです。

東洋医学では、冷え症の原因は、血のめぐりが悪くなることや、内臓機能の低下などと考えられています。このため、冷え症の改善には、血行促進や内臓機能の強化が重要とされます。具体的な対策として、漢方薬の利用や適切な生活習慣の見直し、運動や食事によって体を温める方法があります。本記事では、冷え症改善のための東洋医学について詳しく解説します。

漢方薬で冷え症を改善しよう

漢方薬は、冷え症改善に効果的な方法の一つです。漢方薬は、血行を改善し、内臓機能を高めることで、冷え症の症状を緩和します。具体的な漢方薬として、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散などがあります。また、漢方専門の医師に相談し、自分に合った漢方薬を処方してもらうことが大切です。漢方薬を使用することで、根本的な冷え症改善が期待できます。

身体を温める食事や運動のススメ

食事や運動も、冷え症改善に効果的です。食事では、血行を良くし、身体を温める効果のある食材を積極的に取り入れましょう。例えば、生姜や唐辛子、シナモンなどが効果的です。また、熱いスープやお茶で体を温めることもおすすめです。運動では、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、低強度の運動を継続して行うことで、血行促進や筋肉の柔軟性向上が期待できます。適度な運動と温かい食事で、冷え症の改善を目指しましょう。

冷え症に効果的なツボとマッサージ

冷え症の症状を改善する方法の一つとして、効果的なツボとマッサージがあります。東洋医学では、体には気や血が巡る経絡というものが存在し、その経絡上にある特定のポイントを刺激することで症状が改善されるとされています。

冷え症に効果的なツボの一つは、「陽陵泉(ようりょうせん)」で、ひざ裏のほぼ中央に位置しています。このツボは、全身の血行を良くするといわれており、マッサージすることで効果を発揮します。もう一つは「太衝(たいしょう)」で、足の親指と人差指の付け根にあたる部分にあり、下半身の冷えに特に効果があります。

マッサージの方法は、親指でツボを押しながらゆっくりと円を描くように刺激すると効果的です。また、漢方薬を使ったマッサージや、カイロを貼ることも冷え症改善に役立ちます。

ただし、効果には個人差がありますので、ツボやマッサージの方法については専門医に相談することが望ましいです。

冷え症対策に役立つ生活習慣の見直し

冷え症対策に役立つ生活習慣の見直しも重要です。以下は、冷え症改善に効果的な生活習慣です。

– 適度な運動: 運動によって筋肉が動き、血行が促進されます。

– 食事のバランス: 栄養バランスが整った食事を摂ることで、体の機能が正常に働き冷えを改善します。

– 暖かい飲み物を摂る: 体を温めることで、末端から全身の血流が改善されます。

– ストレッチやストレスケア: 肩こりや筋肉の凝りが解消され、血行が良くなります。

生活習慣を見直すことで、冷え症の症状が改善することが期待できますが、改善が見られない場合は専門医に相談することが重要です。

まとめ: 冷え症を克服するためのポイント

冷え症を克服するためには、効果的なツボとマッサージを活用し、生活習慣を見直すことが大切です。適度な運動や、バランスの良い食事、ストレッチやストレスケアを取り入れることで、末端冷え性の改善が期待できるでしょう。

今回ご紹介した方法を試してみて、冷え症の改善に役立ててください。

冷え性に関して気になることがありましたら、福岡市西区姪浜のアーク鍼灸整骨院へご相談ください。

投稿者プロフィール

【この記事の投稿者】

坂元 大海(さかもと おおみ)


<所有資格>
理学療法士鍼灸師柔道整復師日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)


<実績>
数多くのプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。

福岡市西区姪浜の治療はアーク鍼灸整骨院へ

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